物語は終わっても人生は続く

心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。

既視感

破滅の予兆はあった、前回と同じように再びこの場所に呼び出され、命か金を選べと選択を迫られる。そしてこの後、僕がどう答えるのか知っている。

全ては後味の悪い結末となる、覚悟はしているとあれだけ大口を叩いていたが、この期に及んでやはり死ぬのが怖いだなんて呆れるよ、腹なんて座っていない、痛いのは嫌だし苦しいだろ、それに真っ暗闇の知らない場所で独りで放り出されるのはやだなぁと思う。僕の生殺与奪の権利は相手にあるから話を聴くだけだが、もう逃げ場はない。考えたくはないけど最悪に備えなくては、所詮考えたり悩んだところで、どうにもならないのなら、最期は笑っていようと静かに思うんだ。

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