物語は終わっても人生は続く

心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。

君にはわかるだろう

彼女と会わなくなって暫く経つ、LINEもブロックし、電話もでない。

むやみに反応して逃げれば追われるだけだから、存在を消すように、彼女との連絡を遮絶した。

もう少しで諦めるはずさ、罵ればいい、僕の悪い噂を流せばいいのさ。そのうち僕のことなんて忘れるはずだ。

離れるのは彼女の為だ、そう言い聞かせて、僕は胸の痛みに耐えている。

住む世界が違うのだ、彼女は僕のような者には関わってはいけないのだ。

そうは言っても、それは相手には伝わらないから、もどかしくもあり切なくもある。

これを教訓として、僕を取り巻く人間関係をミニマムにしたいと考えている。

誰とも少しづつ距離をとり、誰にも影響を与えないように自分の考えは語らない。

話をしても世間話で人生観や心の在り方なんて話さない。そんなもの誰も必要とはしていないのさ。

だから、理解されないことに悲しまないよ、そんなことはどうでも良いのさ、心を動かさず、冷静に理知的に振舞うよ。

僕は少し皆に甘えすぎていたようだよ、こんな僕を受け入れて甘やかしてくれてありがとう、感謝する。

実はもう楽しくないんだ、誰かのために冗談を言ったりするのに疲れたよ。

 一歩一歩後ずさりしながら距離をとって、誰にでも等しく同じような位置に立つ。

そして僕は背中を向けるから、それが合図だと思ってほしい。

孤独だと思ったことはあまりないが、今日は酷く寂しい気分だね。

でも、ここで我慢しなければいけないんだよ。