物語は終わっても人生は続く

心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。

薔薇の蕾のように堅い

彼女の言葉にはトゲがあった。

「あんたはなんで、わたしに優しくするの、わたしは生意気でワガママだから、ちゃんと話を聞けとか、他人に合わせろって言われるけど、あんたは言わない」

君はそれで良いんだよ、それが君の感情表現だから、君らしくあれば良いのさ。

「あんただけだよ、そう言うの、みんなわたしに、あれはやめろとか、こうしろああしろとかうるさいんだ」

世の中を生きにくくしているのは確かだけど、君が変わるつもりがなければ、それを認めるしかないのにね。

「わたしの為とか、大きなお世話、みんな自分の思い通りにしたいだけでしょ、わたしは好き嫌いがはっきりしているから、ムカつく奴らとは話もしたくない」

そうだね、君が正直過ぎるからみんな嫉妬しているのかもね、自分とは違うから不安になるし、君の言葉が胸に刺さるから痛いんだ。

「ふーん、よくわからないな、あんたがもの好きなのはわかったよ」

彼女は可愛げがない、自分を良く見せようとか考えてもないし、調子の良い八方美人でもない。僕を利用して自分の利益を得ようとしている訳でもない。だから信用出来るのだ。