読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

物語は終わっても人生は続く

心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。

春なんて来なければいいのに

花曇りの空は嫌いだ、色のない街に桜を咲かせて街をピンクに染めて行く。春は心が落ち着かない。

穏やかで長閑な日差しの後には、突然不穏な夜風が吹き嵐を呼ぶ。遠く鳴る春雷の音に呼応するように、僕は自分の本性を思い出して、苦笑いを浮かべる。平穏無事なんて似合わないし退屈なだけだ。荒れ狂う嵐の夜に船を出すのが僕の生き方だったことを忘れていた。

僕は欠落した心の欠片(時には他人の分まで)を拾って歩くのが性分なんだ、渚に打ち寄せる波に洗われる貝殻を集めるように綺麗な形をした破片を集めて、破れた心に蓋をする。

穴だらけのガラクタの心からは弱さや寂しさがこぼれ落ちる。この文書はそんな気持ちが書かせているのかと思ったりしている。

我に返り居心地の良い場所で僕は背伸びなんてしていたことを反省している。

今日は休日を挟んだせいか、自分がなるべき人物から程遠く、自分の弱さを露呈した日だった。厳しく明確に線を引いたら、まずは近寄らないことだな、距離を取れば会話もなくなる、相手を傷つけないように嘘をつくこともない。好かれようと思っているからだめなんだ、顔は微笑んでいても心の中は強い風が吹き荒れていることを忘れるな、味方なんて要らない。