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物語は終わっても人生は続く

心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。

もし君が

東京に出てくるのなら、僕に連絡してほしい。東京の夜は不思議な魔力に満ちている。素敵なお店を選んで君をエスコートするよ。例えば夜景の綺麗な高層階のラウンジや水槽の並んだ地下の隠れ家、運河沿いの倉庫を改装したバー、キラキラしたシャンデリアが煌めくレストランなんて如何かな。

君の希望を聞いて、好きなタイプのお店に誘うよ。もしどの店もお気に召さないのなら、ファミレスのボックスシートでもラーメン店のカウンターでもつきあうよ。君が少しでも僕に興味があるのなら、君が行きたいお店で話をしよう。君が運命の人ならば、頬を寄せあい内緒話をするように、僕が君に出逢うまでの物語を話してあげよう。

全く困った男だよ、こんなことばかり長けている。僕は浮ついた奴だと思うよ、貫禄も威厳もなく、冗談ばかりで気持ちを悟らせないで煙りに巻く。偽悪で偽善と悪にも善にもなれず、偽り続けて本心を誰にも語らないんだ。

でも、君は特別だからって囁く、本当に困った男なんだ。確信犯として君を浚うつもりでいるから、それでもよければ僕に連絡してくれないか。

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