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物語は終わっても人生は続く

心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。

くつろぐ程に痛みは増す

君といると、身体に巻きついた重たい鎖が解けていく、背負わされた荷物が空っぽになったように身体が軽くなる感じがする。

僕は立場を示すために旗を片手に丘に立ち、敵にも味方にも自分が此処にいることを知らせている。意地を張った分、胸も背中もがら空きで、幾つもの矢が刺さり満身創痍の状態だ。

戦いの渦中にいる内は緊張と興奮で痛みは感じない。膝を着くことは許されず、歯を食いしばりながら、平気、平気と涼しく微笑んでみせる。

強い人間はいないが、弱さを見せたら付け込まれる。役割を全うし何時でも矢面に立ち、鼓舞激励の毎日だ。だけど君の前では傷が痛む、辛いとか、もうやだよとか、泣き言を言いたくなる。君が側にいるだけで、会話をするだけで、不思議と傷は癒え身体が楽になるのが本当に不思議だと思う。君と会うと僕は元気になる。君はビタミンドロップで心のサプリメントだね。

ただひとつ、君に会って楽しく過ごした後で僕の胸はチクリと痛む、痛みは違う痛みに置き換えられるのか、上手くはいかないな、そして興味深いと自分で笑う。さて明日も君の笑顔が沢山見られることを楽しみにしているよ、君は僕の薬箱だね、ありがとう君と出逢えたことを感謝している。