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物語は終わっても人生は続く

心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。

キス・イン・ザ・ダーク

デートの帰りに秘密のキスをして「後戻りは出来ないのよ」と瞳を覗かれると、ドキリと身が震え、嗚呼生きているんだと実感する。

あえて危うい吊り橋を好んで渡る僕は病んでいるのだろう、求められれば誰彼かまわず、愛を配り手品のようにスルリと唇を奪って優しく抱きしめる、開き直るつもりはないけれど、僕の行為が社会倫理に反していてもそれが日常であり、僕のやり方だ。そんなの僕には関係ない。それで離れてしまうのならそれまでの関係だ。人にも金にも物にも固執や執着はしない。

悲しい女、疲れた女は僕が抱きしめる。肩を貸して丁寧にゆっくり話を聴く。しっかりと手を握りながら辛かったね君は頑張ったねって、僕は君の味方だから安心してと側にいる。

いや、男女かまわず僕を必要だと認めてくれた相手の傍らでエールを贈る。それが僕がこの世界にいる理由なのだと信じている。峠を越えるまで相手から預けられた荷物を背負い一緒に歩む、時には相手ごと背負う事もある、無理をしているけど、出来る事をしているだけだ。

そして役割を求められなくなったら、僕は離れる。追いかけてまでは施さない。別れは必然で早いか遅いかだけだ。

一つ言えることは、自分の荷物はなるべく持たない、そして相手に預けるぐらいなら捨てる覚悟で生きている。

時々、こうして記すことでぶれる自分を戒めている。