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物語は終わっても人生は続く

心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。

おやすみラブリー

ラブリー眠る前のひととき、美しく空に浮かぶ月を見ていたら急に君に会いたくなったよ。僕は今、君のことを考えながら月灯りを頼りに君を攫いにいく計画を立てていたところさ。とりあえず海まで逃げて、西の海に沈む月を二人で眺めようか。これからのことはそれから考えれば良い。

ラブリー、僕は誰かを傷つけても君を独り占めしたいんだ。

それが僕の本音なんだけど、君に悟られないように、素っ気なく振る舞うのはとても苦しいんだよ。本当は「なんでこんなに人を好きになることができるのか」とか答えの出ない問いをため息とともに吐き出している。

ラブリー、君が僕を理解してくれたように、僕は君の気持ちに寄り添い、君を見守り君の幸せを願うことが僕の役割で、僕の出来ることだと心得ている。僕は庇護者であるべきなのに、想いはつのり、何時も君のことばかり気にしてしまう。僕は君と、もしって考えてひとり照れたりしている。例えば、君と一緒に朝を迎えることが出来たら楽しいだろうなとか、眠りに就くまどろみの時間に手をつないでいれたら最高だとかね。

想いが届かなくても、地球が廻り朝が来れば君に会える。その前に夢に出て来てくれないかな、君が生きている、それだけでモノクロの僕の世界が色を持つ、心が暖かくなる。

そんな、ささやかな、日常に感謝している。当たり前のことなどどこにもない。

君がここにいるのは、まさに奇跡の積み重なりで運命なんだと感じている。

僕らは出会ってしまった。そのことに意味を持つのは僕だけかも知れないけど、僕らは出逢ってしまったんだ。

 

 

 

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