物語は終わっても人生は続く

心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。

静かに深くそして厳かに

「お誕生日おめでとう」と北風に向かって呟いた言葉は君の元には届かないだろう「君のことが…」と続けて噛み締めるように瞑目し言葉を飲み込んだ、でも隠したはずの君への想いが体中を駆け巡り、気持ちが外へ溢れ出してしまいそうで、僕は慌てて口を閉じた。君は疲れた僕に癒やしを与えてくれる、日溜まりのような人だ。寒い季節に生まれた君だからこそ、本当の温もりと暖かい場所を知っているんだね、僕はそんな君を遠くで見守り心配しつつも応援しているんだ。敬愛する建築家のミース・ファンデルローエは「神は細部に宿る」という言葉を残した。シンプルなもの程ディテールが大事であるということだ。そしてまた「愛は細部に宿る」と僕は思う、君が小さく咳をする時、肩を落としてため息をつく時、僕はいつも心を痛めているんだ。君が僕のたわいのない冗談に付き合い笑ってくれる時に出来るえくぼは、とてもチャーミングだ、そして照れながら笑う君と話すと、ほっこりするよ。僕は君のショートカットの短い髪と綺麗なうなじの間を通る風にさえ嫉妬しているのさ。僕はいつも何時までも君の安寧と平和を祈り、君の住む世界に災いが降りかからないようにと思っているよ、実は君に近づく悪の組織と秘密裏に毎日戦っているんだ。僕は君に気づかれず君の世界の平和を守っているよ。

これからも僕は君の味方で理解者で在ろうと思う。ラブリー出逢う人とは必ず出逢うもので、役割を終えたら去っていくものさ、僕が近くにいる間は僕は君の盾になるよ、迷惑かも知れないけど本気でそう思っているんだ。

君がそこにいるだけで素晴らしい世界に、心から愛と尊敬を込めて感謝している。僕と出逢ってくれてありがとう。