読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

物語は終わっても人生は続く

心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。

幸せなんて頼りにならない

休暇中に家族と長く過ごす時間は、忙しくしている僕には貴重な時間だ。娘の買い物に付き合い、久しぶりに夕食後に妻と向かい合ってチーズと一緒に赤ワインを飲む。妻は優しくて可愛くて素敵な女性だ、僕は時々美しい人だなって見とれてしまうことがあるんだ。仕事の帰り道で彼女を見つけて、可愛い人がいるなと思ったら妻だった、なんて本気で思ったこともある。愛しているのは確かで、僕にはもったいない過ぎた人なんだ。そんな人がありながら、別の女と会うことは背徳行為だと思う。でも自分に嘘はつけないんだ。魅力は人それぞれで、なぜその人の心と僕の心が共鳴するのか、その在り方を確かめてみたいんだ。勘違いかもしれないけど、確認しないと僕は生まれて来た意味を見いだせない。そんな考えを持つ僕は世の常識では、浮気者でゲスな男だ。世間からはどう思われても良いんだよ、真実の愛を勝ち得れば、何もかも失っても良い。そう思いながら一度しかない人生を生きているが、常識が邪魔をして妻が悲しむことを進んで行う事は出来ない。それに僕が囚われている思いは、きっと思い過ごしなのかもしれない。矛盾の塊を抱えて迷い悩む日々を過ごす。やがて死んでしまえば記憶も秘密も無くなるのなら、このまま僕は秘密を抱えて死んでいくのも良いと思える。たまには自分の幸せを探してもいいだろ、それはやはり我がままなのですか。