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物語は終わっても人生は続く

心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。

ぼくを探しに5

「生き残り」という言葉の語感にはネガティブな思いしかない。しかし後悔の気持ちは消えてしまった。仮に人生のある時点に戻りやり直すことが出来ても、僕は同じように立ち振る舞い、結局同じ道を辿ってしまうだろう。それが僕なんだからと悔やむことはない。その後、彼女は欠片を外して独りに戻り、僕らは彼女の実家の財産処分をきっかけに再会する事になる。彼女は道に迷った僕に方向を示し目標の在り処を教えてくれる。やはり僕の性格を一番知っているのは彼女で、全てを預けられる人だと思う、ただ、運命の人かどうか分からない。それに彼女は人生のタイミングの悪さと僕の決断力のなさに呆れているのかも知れない。「生まれ変わったら君を探して必ず見つけるから今度は一緒に暮らそう」と僕が話す度に、「本気だったら嬉しいわ」と静かに微笑む。ただ、 彼女とだけ約束した訳ではないから悪い男だと思う。好きな人を無邪気に喜ばせたい気持ちからで嘘は言ってない、詭弁に聞こえたら不徳を詫びよう。話を戻そう、僕は生まれた時に引き裂かれた自分の半分を探している、それが僕の人生の使命だと思い行動している。 男女に限らず色々な場所で役割で人と出会い別れ生きてきた。終わりが見えた今でも、諦めず新しい出会いを求めて気に入った女の子をデートに誘う、それが僕の生きる糧で、その結果何もかも失っても構わないと腹を括っている。相手にしては迷惑な話で人生を狂わす危険な男だ、いやそんな影響は無いか。最後にこの文書に出逢った全ての人へ、僕があなたを見つけ出してデートに誘ったとしたら覚悟してほしい、僕があなたの無くした半分、失った欠片を持つ人かもしれないって気持ちで愛をもって接してくれなきゃ駄目ですよ。

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