物語は終わっても人生は続く

心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。

ぼくを探しに1

 君に逢うときは何時も最後だと思って一期一会の覚悟でデートをしてきた。別れ際に見えなくなるまで見送り、振り返ってくれたら嬉しいなって背中を眺めていた。些細な仕草や、笑うと瞳が三日月になるところ、君の全てが可愛いくて自然に微笑んでいた。君は愛くるしくて、魅力的な女の子で、そこにいるだけでこの世界が価値あるもののように感じられる。僕は何時だって運命の人を探していた。生まれた時に引き裂かれ離れ離れになった自分の半分を追い求めて生きている。身近に出会った中での消去法による選択肢ではない本当の相手が世界の何処かにいるはずだと思っている。その考えに取り付かれ何人もの女の子とデートをした。しかし最初のデートの後で会わなくなることが殆どで、相手は僕が急に態度を変えたことに怒り、軽薄な男だと罵られた。理由を話しても理解はされない。ただ、無くした半分を持つ人を探し続ける日々は続いた。運命の人に出逢ったときはこの人だと分かるはずさと信じている。君に出逢った時に僕は確信に近い感覚で運命の人は君なんだって思ったんだ

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