物語は終わっても人生は続く

心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。

5分で良いから話を聞いてくれないか

理由はなんであれ、自分一人が疎んじられる現実は辛いものだよ、信頼していた人にまで隠し事をされることは気分の良いものではない、全ては不徳の致すところ、身から出た錆、自業自得の結果である。そのうち僕は悪の権化と蔑まれ、酒の肴で陰口を言われる続ける役割なんだな。自分が望まない結末とその後の反応は意に反して全く寂しい限りだよ、傷が深くなる前に僕から距離を取っておこうと考えてしまうんだ、間違っているかな

「あら、お可愛そうに、あなた大丈夫なの」

大丈夫な訳ないだろ、誰も味方はいないんだ

「あなたはけっして悪くないわ、気のせいよ、やり過ごすことよ」 

ありがとう、いや僕の努力が足りないんだよ、歩みよることは必要だと思う、でも覚悟はしているよ

「あなた頑張りすぎで、無理し過ぎなのよ、あなたみたいに命がけだ死ぬの生きるのなんて誰も思ってないわ、みんな仕事は仕事で遊びは遊び、あなたの考えが立派過ぎて煙たいのよ」

言い返せないことを言うのは反則だよ

 「大丈夫、あなたなら何とか出来るわ、きっと上手く行くわ」

泣かせることを言うなよ、お願いがあるんだ、今度抱きしめてくれないか

「良いわよ喜んで、私の役目よね」

ちょうど5分経った、ありがとう君には叶わないな

「声が元気になったわね、何時でもいいから連絡してね、あなたは私がいないと真っ直ぐ歩けない人なんでしょ」

申し訳ない、おやすみなさい、雲の上の満月と君を想うよ、よい 夢を

全て伝える前に電話は切れた

全く君には叶わない