物語は終わっても人生は続く

心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。

お願いだから独りにしてくれ

いつでも人生は苦痛の連続でしかなく、理不尽な軋轢に圧し潰されそうだ

何処にも僕の理解者は居ず、言葉にすれば全てが愚痴になりそうな夜を迎える

その度に、大抵は親しい人に甘えて迷惑をかけていた

それでも収まらず、やさぐれた気分を抱えて

普段行かない街を独りで歩いてみたり、

ショッピングセンターの広い駐車場の片隅に

車を止めて月を見上げて歌なんかを口ずさんだりして、同じようなガラクタな行きずりの相手と肌を重ねて心の隙間を埋めている

偽物の人生を送っている限り、僕はこんな風に考える

「こんなの自分の人生じゃない」

それでも「振り」を続けているうちに

偽物の本物になれた気がするから不思議だ

家族を愛し守る

与えられた仕事を全うする

君が愛しい可愛いねって好意を告げる

本物の事は一つもないな、笑えてくるよ

でも、偽物だけど本物の幸せを与えてくれた

人を裏切れないから生きているんだ

構って欲しい訳ではなくて

哀れなこの僕を心配して欲しいのでもない

上手に生きることが出来ず、心を納めておく

身体は痺れてボロボロだ

言葉や想い、刺さった欠片が抜けずに疼いて痛む

痛くて痛くて辛いんだ

君が優しい心を持っているなら

僕に笑いかけるのは止めてくれ

この世の中に可笑しなことなど一つもない

そして、こんなクズには近寄らないでくれ