物語は終わっても人生は続く

心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。

息継ぎをするように

君と過ごす時間は

微笑みと癒やしの時間で

ただ話をするだけで

ふんわりとしたクッションに

包まれてるようで心地よかった

荒れ狂う嵐の海に投げ出され

暗い海の底に沈没していく僕が

見上げた海面の先に

かすかに君の姿が見えた気がした

ゆらゆらとぼやけておぼろげだけど

そこに君がいるなら僕は話をしたい

照れた顔で笑う君の瞳の奥を覗いてみたい

僕は君を求め手足をバタつかせ

上へ上へと浮上し海の天井を突き抜けた

両目を開けて大きく息をつくと

そこには、墨を流し込んだような暗い海が広がっていた

静かで月も無い、星も見えない暗夜に独り

所在なく浮かび募る想いを持て余している

僕は君の名前を叫んだ

「君は何処にいるの」

こんな寂しい気持ちでいるのは嫌だから

早くライトを点けて君の居場所を教えて欲しい、僕は灯りを頼りに泳いでいくよ

その場所にいるのが君じゃなくても

泳いでいるうちは幸せな気持ちであればそれで良い