物語は終わっても人生は続く

心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。

いざ生きめやも

折れた心を

必死に両腕で抱えているうちは

差しのばされた

救いの

手を握ることも

優しい言葉に

笑顔を返す余裕もなかった

今日から

壊れた心を投げ捨てて

残った半分だけで

生きていくことにした

どの感情を無くしたのか

まだ判らないけど

もう、心の底から無邪気に

笑うことはないだろう

空いた両手で僕は

ピアノを弾いた

下手くそで

左手は覚束ないけど

「JUST THE WAY YOU ARE」

をゆっくりと静かに唄った

しばらくはこうして過ごそう

逝く夏と一緒に

草原を吹いた風が

僕の街に届くときまで

 

広告を非表示にする