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物語は終わっても人生は続く

心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。

夏の午後

日差しを避けた

木陰の中は

ひんやりとして

少し哀しい感じがした。

見上げた世界の

空は水色で雲は白く

降り注ぐ夏の日差しに地面は焦がれ

坂道の淵では陽炎が揺れていた。

 

強い光が当たる場所に出来る影は黒く

短い夜を閉じ込めたみたいに濃厚で

この、静かな闇に紛れている内に

秋が訪れば良いのにと

考えていた。

 

夏の午後は気怠く、

退屈な世界に戻るまで

ため息のような深呼吸を僕は続けた。

 

 

 

 

 

 

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